小学校でもプログラミング教育が導入され、プログラミングの教室や検定に興味を持っている方も多くいらっしゃると思います。
プログラミング検定について調べると、いくつか検定が出てきます。
一体どれを受ければ良いの?
それぞれの検定の違いは何?
となった方もいるのではないでしょうか。
しかもどの検定も名前が似ていてわかりにくい、、、
ということで、今回は「プログラミング能力検定」と「ジュニア・プログラミング検定」の2つについて、一体どっちが良いのか?何が違うのか?という観点で解説していきます。
プログラミング能力検定とは?
プログラミング能力検定は、プログラミングの基礎となる知識を測るための試験です。
ビジュアルプログラミング言語のScratch(スクラッチ)の試験とテキスト言語(JavaScript/Python)の2種類あり、ビジュアルプログラミング言語の試験はレベル1~4、テキスト言語の試験はレベル1~6のレベルが設けられています。
また2022年度より高校にて必修化される「情報Ⅰ」のプログラミングに関する領域に対応し、2024年度の大学入学共通テストから必修となる情報科目としてのプログラミングへの対策試験となることを目指しており、2020年12月から開催されています。
小学生で取得を目指すなら、ビジュアル言語版のレベル1から始めるのが良いでしょう。
すでにある程度プログラミングの学習が進んでいるならレベル3程度からチャレンジしてみても良いでしょう。
ジュニア・プログラミング検定とは?
ジュニア・プログラミング検定は、ビジュアルプログラミング言語のScratch(スクラッチ)を使用したプログラミングスキルを測定し、その能力を証明・認定します。
子ども達の成長を段階的かつ客観的に明らかにすることで、自信や達成感につなげ、更なる目標に挑戦する意欲を育てることを目的として2016年12月より開催しています。
Scratch(スクラッチ)を使って、問題文で与えられた条件を満たしたプログラミングを行うという出題形式です。
試験問題は、テーマに合ったゲームを作るというものになるので、プログラミングを学習されている子どもにとっては、日ごろの学習の延長としてスキルを確かなものにすることができます。
Entry(4級)~Gold(1級)まで4つのレベルが設けられており、公式テキストも販売されています。
プログラミング能力検定 vs ジュニア・プログラミング検定
検定取得のメリットは?
メリットはどちらも同様に言える点は、プログラミングを学んでいく上でどれくらい知識や技術力がついたか測定する指標となる点です。
プログラミングを学ぶ子ども自身が成長の手応えを感じる指標となり、成長を段階的かつ客観的に明らかにすることで、自信や達成感につなげ、更なる目標に挑戦する意欲が育ちます!
それ以外にも検定取得によって以下のようなメリットがあります。
検定試験の実施回数、料金は?
プログラミング能力検定は、毎月検定試験を実施しています。
それに対してジュニア・プログラミング検定は3月と7月(年2回)しか開催していないという違いがあります。
受験のしやすさでは、圧倒的にプログラミング能力検定のほうが良いです。
料金面で比較すると、ジュニア・プログラミング検定のほうがお得です。
ただ、年に1回~2回程度しか受験しないと思うので、そこまで気にする点ではないかもしれません。
中学入試に有利?
中学入試に有利か?と気になる方もいるかと思います。
現時点では、検定を受けても優遇される学校はほとんどありません。
一応、ジュニア・プログラミング検定のBronze(3級)を持っていると、以下の学校で優遇されます。
しかし、2020年度から小学校のプログラミング教育必修化したことから、今後中学入試にプログラミングの能力を問う問題や科目として導入する学校が出てくる可能性はかなりあると思います。
どちらの検定を受けても、今後の知識・スキルとしてデメリットは無いので、ぜひ検定の受験を検討してはいかがでしょう。
難易度は?
難易度としては、プログラミング能力検定とジュニア・プログラミング検定どちらもあまり変わりません。
小学生では、以下のレベルを目指すと良いでしょう!
このレベルを合格できる力があれば、プログラミングの最低限の仕組みを理解でき、プログラミング的思考力を十分に得られます。
それでも合格のしやすさで言えば、プログラミング能力検定の方が易しいです。
合格しやすいポイントは3つあります。
ジュニア・プログラミング検定の問題は、1問のみでテーマに沿ったゲームを作るという問題になっていて、問題の前提や趣旨を間違えてしまうと、不合格になってしまいます。
逆にプログラミング能力検定は、ほとんど選択問題で、1問のみゲームを作るというような実技問題となっているので、いくつか間違っても取返しがつきます。
検定対策は?
検定対策は、どちらも公式テキストが出ているので、自宅にパソコンを触れる環境があれば、自宅でも検定の対策は可能です。
ただ、自宅で行う場合は、保護者の方がある程度プログラミングの知識を持っていて、教えられるというかという点がネックになりそうです。
やはりプログラミング教室に通うというのが手っ取り早い検定の対策になるでしょう。
他の子といっしょに取り組むことで、お互い刺激し合うことができ、モチベーションもアップするというメリットもあります。
おすすめのプログラミング教室は、「QUREOプログラミング教室」です。
カリキュラムがプログラミング能力検定のレベル1〜4に準拠しているので、日々の授業が検定対策になります。
また、QUREO(キュレオ)プログラミング教室は、国内最大のeラーニング分野のアワードであるe-Learning大賞にて「総務大臣賞」を受賞しており、国からもお墨付きのカリキュラムを提供しているプログラミング教室です。
さらに全国に2400教室以上も展開しているので自宅近くで探しやすく、通いやすいのもおすすめのポイントです。
QUREOプログラミング教室は無料体験も行ってますので、一度ご検討してはいかかがでしょうか?
まとめ
「プログラミング能力検定 vs ジュニア・プログラミング検定」は、取得のしやすさ、運営元、知識の活用面など総合的にみて「プログラミング能力検定」の方が、小学生のうちに取得を目指してメリットがあると思います。
ただプログラミングのスキルの力試しをしたいという場合はジュニア・プログラミング検定の方が良いでしょう!
それでも、小学校でのプログラミング教育は始まったばかりです。
都内の小学校で、プログラミング教育の一環としてプログラミング能力検定を実施したという事例もあります。
プログラミング総合研究所は30日、東京・港区立御田小学校で、5・6年生の全児童を対象に「プログラミング能力検定」を実施したと発表した。
https://ict-enews.net/2021/08/31programming-ri/
今後、プログラミング教育が浸透していけば、学校単位でプログラミング能力検定を受験する学校も増えていくでしょう。
是非これから検定取得を目指してはいかかがでしょうか?